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売り出し価格「マイナス1,340万円」“廃校”体育館の買い手は... #廃校:体育館:リノベーション 12/26(水)
埼玉・深谷市内にある建物。
34年前に廃校になった小学校の体育館。
廃校後もしばらく地域の人たちが利用できる施設として開放されていたが、8年前、老朽化を理由に閉鎖。
そのまま現在に至っている。
近隣住民は、「もう長い間ずっとそのまま放置されている」と話した。
26日、この体育館が建つ土地の入札が深谷市役所で行われた。
注目は、市が公表した予定価格「-1,340万円6,000円」。
予定価格とは、いわば「見積金額」。
もし今回、マイナス価格のまま入札された場合、深谷市側が入札者に対し、お金を支払って土地を提供するという日本初の事態となる。
では、なぜ予定価格がマイナスに設定されたのか。
体育館が建つのは、最寄りとなるJR深谷駅から、車でおよそ20分程度の場所にある土地。
近隣住民は、「置いておくだけでもだいぶ維持費がね。最近になって売りに出すっていうのが出たからね」と話した。
深谷市は、2015年と2017年の2回にわたり、体育館の活用を条件に予定価格1,782万1,000円で入札を実施。
しかし、応札はなかった。
そこで、今回は、体育館の解体を前提に、土地の使い道を住宅に制限する入札に変更した。
広さ1,505.61平方メートルある土地。
地元の不動産会社数社に聞いたところ、近隣の土地の相場が現在1坪およそ4万円から7万円前後。
つまり、最低でも1,820万円以上の価値がある可能性がある。
しかし、深谷市が行った体育館の解体費用の見積額が土地の評価額を上回ったため、その差額分を埋める額として、予定価格が「-1,340万6,000円」に設定された。
市としては、この分を支出しても、その後の土地利用を住宅に制限しているため、固定資産税や住民税などで増収が見込めると考えている。
近隣住民は、「(この辺りは)住宅地で分譲してみんな埋まりました。だから(分譲で売り出しても)大丈夫だと思いますよ」と話した。
そして、26日午後2時から始まった入札。
気になる実際の落札価格は、「-795万円」。
全国初となるマイナス入札となった。
落札したのは、市内の食品加工会社で代表取締役を務める男性だった。
男性は、「商工会メンバーと一緒に地元を活性化させたい」とコメントしている。

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